
HDDやSSDの中に入っているデータを複製したい場合、「クローン」と「コピー」の2つの方法があります。
「クローン」と「コピー」、似た意味を持つ2つの言葉ですが、目的によって適切な方法を選択する必要があります。
今回は「クローン」と「コピー」の違いについて紹介します。
クローンのデータ書き込み方法
HDDやSSDの磁気情報や電子情報を複製することを【 クローン 】といいます。

HDDやSSDの保存領域はセクタという細かく分割された区画があります。
データをHDDに書き込む際、セクタ単位でファイルが保存されていきます。
通常のデータコピーは、単純にファイルの情報をコピー先に新しく書き込むため、クローンより早くファイルを複製することができます。
しかし、クローンの場合はセクタの並びを完全に一致させたまま複製するため、ディスク容量分の時間はかかりますが、通常ではコピーできないファイルも保全することができます。


クローンのメリット
クローンはディスクを完全に複製することができるため、OS等のシステム情報も複製することができ、クローンを行なったHDDやSSDに交換すれば、パソコンの環境自体をクローン作製時点に戻すことが可能です。
コピーの場合だと、どうしてもコピーできないファイルなどが発生するため、たとえHDDの中身を全てコピーしても、パソコンに戻して起動することができません。

フリーソフトや市販ソフトでのクローンと、専門業者でのクローンの違い
フリーや市販のソフトを使用した場合、経年劣化などで発生する読み取り不良セクタを自動でスキップし、その記録も残さないものがあるため、正確なクローンが作成できたかわからないことがあります。
また、磁気情報の読み取りを何度も何度も繰り返して状態を悪化させることもあります。
データ復旧会社が運営する、「CHRONO DATA( クロノデータ)」などのクローンサービスでは、データ復旧専用の機材を使用し、HDDやSSDに軽微な不良セクタがあったとしても、読み取り状態を調整しながら複製できるため、安全にクローン作業を行うことが可能です。
クローンサービスはこんな用途で役に立ちます!
特に多いご依頼では、市場には出回っていない専用ソフトが入っているパソコンの予備ディスクが必要ということでクローンサービスをご利用いただいております。
また、他にも以下のようなご依頼をいただくことが多いです。
①現在HDDなので、より速いSSDに環境ごと移行したい
②内部監査などのため、パソコンのデータを削除された物ごと残しておきたい
③同型パソコンへの環境移行や故障に備えて、現状の状態を保管しておきたい
④裁判に提出する証拠として、そのままの状態を確保しておきたい
クローンサービス「CHRONO DATA( クロノデータ)」などでは、上記のようなニーズにお応えすることができます。
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